コレステロールの上限値

以前から食事でコレステロールの多い食事を摂ってもそんなに影響がないと言われていました。むしろ卵などは摂取したほうが良い結果が出るとも言われていました。
今回、食事のコレステロール量と血中のコレステロールの増加の因果関係に科学的な根拠がないということで、コレステロールの上限値が厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」から削除されたそうです。
朝日新聞デジタル コレステロール、好きなだけOK?上限値削除の理由は?

コレステロールの上限値

これまでの研究によると、体内のコレステロールは、食事で吸収できる分(食事の40%~60%)はするけども、食事で吸収できないコレステロール分については、肝臓などで調整して作られることがわかっています。

そのため、食事である程度の多くめの量のコレステロールを摂取したとしても、肝臓などで作られるコレステロール量が少なく作られて調整されるため、体内のコレステロール全体量としてはあまり変わりません。

じゃ、逆にどれだけ食べてもOKか?

逆にどれだけ食べてもOKという話にはなりません。
肝臓などで作られるコレステロール量が完全にコントロールされているなら、体格や生活習慣に合わせた必要量まで目いっぱい食べても良いことになりますが、そんなに単純じゃないですから。

もともと肥満のある人や動物性脂肪を好んで食べる人は、コレステロール値が高くなっているのが一般的です。
こういう他にコレステロール値を上昇させている人たちが、卵ならいくら食べても大丈夫とはなりませんよね。

また、肝臓でのコントロールも2週間くらいで食事での摂取量にあわせて調整されるので、急な過度の摂取も良くありません。

どれぐらいが適量?

一般的に健康な人であるなら常識の範囲内でいくら食べてもOKらしいです。
常識の範囲とは、5個や6個なら全然平気。
10個でもまぁ大丈夫。という感じらしいです。

それが20個30個と増えてくると、常識から逸脱していきますよね。

コレステロール値はコレステロールを食事から摂取しても全体量は変化しませんが、運動不足で肥満がある人は、コレステロールの摂取量に関係なく心臓や血管の病気になるリスクがすでに高くなるので気を付けましょう。

あくまでも健康な人がコレステロールを食事である程度多くとっても大きな問題は起きませんが、もともと問題のある人にとっては、なにも変わらず問題があるのですから。

取捨選択する力を持つ

それから、未だに『まずはコレステロールが上がりやすくなる食事を控えることが大切です。
卵黄やエビやイカ、そして動物性脂肪を多く含んだ食事はとりすぎないようにしましょう。』
と記載している健康志向を謳ったホームページにも有ります。
かなり以前からそのような事実はないと認識されているのに、国よりも対応が遅いなんて実に悲しいですね。

インターネットでの検索は玉石入り混じっただけでなく、間違った情報をいとも簡単に出せてしまいます。鵜呑みにせずに正確な情報を取捨選択する力を持つ必要が有ります。

 

ココナッツオイルの効果・効能

ココナッツオイルの効果 ・ 効能 画像最近すっかり定番商品となったココナッツオイルの効果や効能をご紹介します。健康から美容・ダイエット、アンチエイジングまで、効果を多様に持っているココナッツオイルはどのように仕組みで効果・効用を得ているのでしょうか。ココナッツオイルの効果 ・ 効能の特徴をまとめています。

また、商品紹介ページでは人気のココナッツオイルの特徴や製造方法、生産といった情報の紹介もしています。覗いてみてくださいね。

ココナッツオイルの効果 ・ 効能

昨年から多くのメディアで取り上げられ、すっかり健康志向やダイエット志向の主役に躍り出ているココナッツオイル。いろいろなところで効果・効用についても報じられています。

そんなココナッツオイルの情報をまとめてご紹介しますので、豆知識として読んでくださいね。

『一通り書き終わっての所感を述べさせていただきます。
効果 ・ 効能は私的にはあまり納得の行かないものありました。しかし、それはあくまでも個人的な意見ですので、面白おかしく読んでください。』

ココナッツオイルは健康効果が期待できます

ココナッツオイルには、様々な健康効果が期待できると報告が上がっています。「悪玉コレステロール値を下げる」、「免疫力を高める」、「便秘を改善」などなど。
これから一つ一つ確認していきましょう。

悪玉コレステロール値を下げる

ちょっと否定的な意見を。。。ココナッツオイル自体には悪玉コレステロール値を下げる機能は有りません。

もづく、昆布、ひじき、わかめのヌルヌル成分は、 「 アルギン酸 」 という 食物繊維 の一種で、 アルギン酸 は コレステロール を包み体に吸収されるのを抑える働きがあります。

ブロッコリーやキャベツが持つ天然アミノ酸(S-メチルシステインスルホキシド SMCS)は、悪玉コレステロールを分解して排出する酵素の働きを促します。

上の2つの食品に含まれるものは、明らかな効き目が有ると認められたものです。

ココナッツオイルが悪玉コレステロール値を下げる効果について、関連学会で発表され査読されたものを見つけることができませんでした。公の機関で認められていることも見つけられませんでした。

どういう仕組みで悪玉コレステロール値を下げるの?

コレステロールはコレステロールや飽和脂肪酸を多く含む食品を取るとコレステロール値が上がると考えられています。(※その他の要因ももちろんあります。)

ココナッツオイルは飽和脂肪酸ですが、中鎖脂肪酸なのでエネルギーになりやすく、体脂肪になりにくい性質を持っています。飽和脂肪酸で長鎖脂肪酸を多く含む食品の代用として取ることで、ココナッツオイルを取ることで、結果的にコレステロールのもととなる食品の摂取量を抑え、コレステロール値が下がるという理屈だと思います。

悪玉コレステロール値を下げるを下げる効果・効能は、間接的な効果・効能と思えるのですが、どうでしょうか?

でも、酵素パワーで悪玉コレステロール値を下げるのなら、有りかも。。。?

ラウリン酸が免疫力を高める

またまたここでも否定的な意見を。。。ココナッツオイルに豊富に含まれるラウリン酸ですが、ラウリン酸は体内でモノラウリンに変換されます。
そして、モノラウリンには抗菌抗ウィルス作用があることが試験管内で確認されています。
そのため感染症の予防や治療に役立つ可能性があるが、臨床における有用性はまだ確認されていません。

母乳にラウリン酸はどの程度含まれているかというと、母乳100g中にわずか0.256gです。大げさに騒ぐほどでもないですね。

母乳における免疫力を担うものは、「IgA抗体」、「リゾチーム」、「ラクトフェリン」、「白血球」です。ラウリン酸、モノラウリンが全く関与してないとは言えませんが、主役でないことは確かです。

ラウリン酸が免疫力を高める効果・効能は、試験管内だけの話ですね。

でも、酵素パワーでラウリン酸が免疫力を高めるのなら、有りかも。。。?

適度なオイルで便秘を改善

便秘の解消法に脂肪を取ることは、脂肪は腸管を滑らかにする働きがあることから、便の通りがよくなります。ここで言う脂肪は動物性脂肪と考えられます。
あと、中鎖脂肪酸以外の脂肪が小腸まで届いて。。。効く?それなら他のオイルの方が効き目が良さそうですね。。。

ココナッツオイルは動物性脂肪ではないので、効果 ・ 効能が有るか無いか、調べても根拠のある文献は出てきませんでした。

ただ、ココナッツオイルの中鎖脂肪酸は一度に摂取し過ぎると下痢の症状も起こすそうですから、軽い下痢症状なら改善と言えるのかな?

ちなみに、脂肪の摂取で便秘の改善が期待できるのは、ダイエットなどで過剰な摂食制限をしている場合にいえることで、脂身などの多い肉類を日常的かつ過剰に取っている場合などは当てはまらない。あくまでも普段サラダと少量の炭水化物のみなどといった、偏った食生活をしている場合であるということでした。

後、検索するとこんな文言が「便秘に効くといわれているのは、ココナッツオイルが小腸にある細かいヒダ(腸絨毛)に吸収され腸内の汚れを掃除してくれるからです」
誰が調べたん?って感じです。

全く出典がわかりませんでした。
これは願望なんですかね?

ここまでで3つ見てきましたが、かなりがっかりです。。。知れば知るほど胡散臭くなってきました。

ちなみに、便秘解消なら圧倒的に食物繊維に軍配が上がります。比べようがない程度に。。。ココナッツオイル、がんばれ!

でも、適度なオイルの酵素パワーで便秘を改善なら、有りかも。。。?

糖尿病を予防

やっと、やっと、効果 ・ 効能が書ける項目にたどり着きました!!
良かった。。。ほんとうに、良かった。

ココナッツオイルには中鎖脂肪酸がたくさん含まれていることはご存じのとおりです。
中鎖脂肪酸は、エネルギーとして分解されやすい脂肪酸なので、体には脂肪が付きにくいのが特徴です。

他のオイルからココナッツオイルに切り替えることで、効果 ・ 効能 が出ます。

さてと、実際は他のオイルの代用と言ってもたかが知れてます。
ココナッツオイルは炭水化物(糖質)の代用にすることで真価が発揮できると考えています。

中鎖脂肪酸はケトン体を作るのにとても良い材料です。
そして、ブドウ糖の補給が少ない状況で、ケトン体を作る材料として利用されます。
炭水化物(糖質)の摂取を制限した状態で、ココナッツオイルを取ると、ケトン体が作られ、ケトン体がエネルギーの主軸として回ることで体も維持されます。

中鎖脂肪酸は、ブドウ糖の補給が有ってもケトン体を作るとの資料も有ったため、どの程度の炭水化物(糖質)の摂取が妥当かははっきりわかりません。

また、ケトン体は脳のエネルギーにもなるため、かなりの炭水化物(糖質)制限をしても生活することができます。

炭水化物(糖質)の摂取を制限をすれば、もちろん血糖値は上がりません。
必然的に、膵臓を休めインスリンの分泌も抑えられ、糖尿病を予防の効果・効能が認められます。

更に、更にです。
ダイエット効果で脂肪細胞量が減少すると、アディポネクチン濃度を増加するらしいです。

アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌される分泌蛋白である。 血中濃度は一般的なホルモンに比べて桁違いに多く、μg/mlオーダーに達する。 作用としては、インスリン受容体を介さない糖取り込み促進作用、脂肪酸の燃焼、細胞内の脂肪酸を減少してインスリン受容体の感受性を上げる作用、肝臓のAMPキナーゼを活性化させることによるインスリン感受性の亢進、動脈硬化抑制、抗炎症、心筋肥大抑制など、多彩である(※Wikipediaより

要は痩せたら痩せただけ、糖尿病になりにくい体になるってことです。

ココナッツオイルは、炭水化物(糖質)制限と組み合わせると、糖尿病の防止や進行を抑える効果・効能が有ると言えます。

運動能力を高める

良く書かれている効果・効能ですので、書いてみましたが。。。

疲労を和らげ、疲れにくくなるそうです。

そのメカニズムは、「中鎖脂肪酸には、血液中の乳酸の濃度を下げる事によって
運動による疲労をやわらげ、持久的な運動能力を高める効果が期待されています。」
だそうです。

中鎖脂肪酸には、血液中の乳酸の濃度を下げる事実が有るか、追跡調査しました。

これはグルコースを使った運動ではなく、ケトン体を使った運動に体が変わるために、乳酸の出方が少なくなったという推論を元にした。。。効果が期待できる。でした。

逆に瞬発力を必要とする運動には向いてないことを示唆していると思うのですが、、、

あてになりませんね。。。1勝4敗

でも、酵素パワーで運動能力を高めるのなら、有りかも。。。?

甲状腺機能を回復して冷え性を改善

これも良く分からないですね。出典が見当たらないので、誰かがどこかで尤もらしく言った事が広く宣伝に使われたケースではないでしょうか?

もはや効果・効能の話でなく、「身長伸ばしたいなら牛乳が良いよ!」レベルの話ですね。信ずるもは救われる。

中鎖脂肪酸はエネルギーとして消費され易いので、その分熱量が出ます。そのため体温が高くなるというのなら納得がいくかも。。。

私的には1勝5敗です。

でも、酵素パワーで甲状腺機能を回復して冷え性を改善なら、有りかも。。。?

一部のがんを予防

これは医療機関もまじめに取り組んでいる治療の一つですので、効果・効能が有ると信じたいです。

「ケトン がん」をキーワードにすれば、いくらでも出てきます。

ここで一つ、がんに既に罹って居る人が自己判断で行うようなものでは有りませんので絶対に医師と相談して行ってください。
また、全てのがんに効くか効かないかも研究途中です。逆に悪化するパターンが無いとも言い切れないかもしれませんので、自己判断は厳禁です。

私的には2勝5敗

心臓血管疾患を予防

これは、「おでぶちゃんがココナッツオイルでダイエットが成功したら、心臓血管疾患を予防したことにもなりますよね?」みたいな発想の効果・効能です。

もともとスリムで心臓血管疾患のリスクの少ない人には当てはまりませんし、遺伝的に心臓血管疾患の高い人のリスクを下げるわけでもないです。

一部の人には確かに効果・効能が有るかも?しれません。

尚、あまりにも間接的過ぎてちゃんと調べきれていないことを告白します。もし、直接的な関与があるよ〜と言う場合、お手数ですがコメントで教えてください。
よろしくお願いします。

でも、酵素パワーで心臓血管疾患を予防なら、有りかも。。。?

私的には2勝6敗です。

ココナッツオイルには美容効果が期待できます

さてさて、注目の美容効果です。

皆さんも期待大ですよね!!

期待を込めて、一つ一つ見ていきましょう!

脂肪を燃焼させる

ちょっと脱線します・・・「ココナッツオイル 脂肪を溶かす」のが有りました。
怖いですね。。。実に怖い。
と、思ったら「釣り」でした!
やられました。

再調査開始します。

『その上「中鎖脂肪酸」は燃焼に伴い、長鎖脂肪酸の燃焼を助け体脂肪の減少を促してくれる作用まであるのです。』。。。この文言がたくさん出てきます。
中鎖脂肪酸は燃焼するの??まじで??

『中鎖脂肪酸というは脂肪をすぐに燃焼させエネルギーに変えて、脂肪のつきにくい体を作ってくれる』。。。脂肪をすぐに燃焼させ。。。おーい、どこからの出典ですか?

あっ、油を溶かす。。。わかりました!
たぶん、ここ「油を飲んで体重マイナス10キロ、体内オイルクレンジング(2)」ではないかと。細胞壁を無視したGoodなジョークです!

本題に戻ります。

中鎖脂肪酸の代謝経路ですが、中鎖脂肪酸は 80-100%の割合で肝臓に取り込まれ、大部分が肝細胞内で酸化されることが分かっています。
このとき肝臓で酸化された中鎖脂肪酸からは、大量のアセチルCoAが産生されます。
肝細胞内で酸化しきれないアセチルCoAは、ケトン体として血中に運ばれます。
さらに血中に運ばれたケトン体は、肝臓以外の組織でエネルギー源として利用されます。

この代謝系の中のどこで脂肪(中性脂肪)を燃やすのやら?
体を動かすから結果的に燃やすってこと?

全くわかりません。が、結果的にダイエットを合わせて行えば、燃やすことになるとも思うので、私的には引き分けにします。

でも、酵素パワーで脂肪を燃焼させるのなら、有りかも。。。?

よって、2勝6敗1引分です。

シワ・肌荒れを予防

ビタミンeが豊富なので、シワ・肌荒れを予防する効果・効能が有るそうです。

ちなみに、ビタミンeの効能は、強い抗酸化作用があり、活性酸素の害からからだを守り、がん、心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病を予防する事が期待されています。
末梢血管を広げ血行を良くする働きがあり、血行障害からくる肩こり、頭痛、冷え性等の症状を改善する。

また、植物油に豊富に含まれているため通常の食生活で欠乏する事はない。と、Wikipediaには記載されています。

まぁ、塗れば効果あるかもね〜

でも、酵素パワーでシワ・肌荒れを予防なら、有りかも。。。?

私的には、2勝7敗1引分です。

ココナッツオイルにはアンチエイジング効果が期待できます

抗酸化作用で老化防止

ごめんなさい。もう調べる元気が、、、、ないです。

ビタミンeが入ってるから、抗酸化物質入ってます。。。はい。
ちなみに、ポリフェノールとかも抗酸化物質として有名ですよね。

Wikipediaによると、ココナッツオイル100g中にビタミンeは0.09mg入っているそうです。
ちなみにサフラワー油は、27.1mg

えらい違うので、「USDA」United States Department of Agricultureの成分表まで見に行きましたが間違っていませんでした。
まぁ、いいか。

そうそう、抗酸化酵素が倍になるとか、書いてあるWebサイト(ブログサイト)も有りましたよ。気になるようならググって調べてください。
私は疲れました。

でも、酵素パワーが働いて抗酸化作用で老化防止なら、有りかも。。。?

私的には、2勝8敗1引分です。

認知症・アルツハイマー病を予防・改善

これは、文句なしですと言いたいところですが。
効果 ・ 効能 が有るだろう!?(医師の一部に効果を疑う人が居るので、、、)です。

なので、認知症の原因が主に脳がグルコースをエネルギー源にできずに衰えていく人なら効果が有るだろう。。。という程度です。

しかし、原因云々と考える前に「やって損はない」と思います。

そういう方には、ココナッツオイルと炭水化物(糖質)の取り方次第ですが、効果 ・ 効能 有りです!!

何度も書きます。
効果が見込まれる人は、脳がグルコースをエネルギー源にできずに、衰えて行くのに対し、ケトン体をエネルギー源にしてその進行を抑える、もしくは、押し返すことが期待できる人のみで、全ての認知症の人に有効ではありません。

そういう点で過信は注意です。
私的には、3勝8敗1引分です。

長々とお読みいただき、誠にありがとうございました。

3勝8敗1引分は、改めて、あくまでも私的な意見です。
また、勉強不足で情報が欠落していたため、効果 ・ 効能 を見いだせなかった可能性も有りますので、鵜呑みにせずに追加調査をして真贋を確かめてください。

ただ、3勝の中身は素晴らしい効果 ・ 効能ですので、この点だけをもってしてもココナッツオイルの素晴らしさが揺らぐものではありません。このことも改めて明記しておきます。

私もココナッツオイルの愛用者です。これからも食べて飲んで、ココナッツオイルを楽しみたいと考えています。

以上、また何かを見つけたら追記していきます。
次回をお楽しみに。。。

 

 

S-メチルシステインスルホキシド

S-メチルシステインスルホキシド とは

S-メチルシステインスルホキシド ( 以降SMCS ) はキャベツやブロッコリーに多く含まれる成分です。
胃の粘膜を守り、炎症や潰瘍を和らげ痛みを取り去ります。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の改善にすぐれた効果があります。

と、ここまでは従来の説明でした。
これまでもすごい役立ってくれてたのですが、ここからが本題です。

SMCSとコレステロール

サンスターと言う会社が、SMCSがコレステロールを胆汁酸に変える酵素を活性化することを発見したそうです。

コレステロールは肝臓で、酵素によって胆汁酸に変化し排出されます。
SMCSは、その酵素の働きを活性化させる働きがあり、肝臓における胆汁酸の合成を促進。それによって胆汁酸に変化し排出されるコレステロールの量を増やし、体内のコレステロールを少なくします。

S-メチルシステインスルホキシド の働きを図式化した画像

詳しい説明は、折角なので 「 サンスターのWebサイト 」 を見てくださいね。

尚、SMCSを使用した商品が「 特定保健用食品 」として認定されてますので、眉唾の 効果 ・ 効能 ではないと考えられます。

ココナッツオイルの製造方法

ココナッツオイルの製造方法

ココナッツオイルの製造方法 画像ココヤシ果実の種子にあたる核果の中の胚乳を乾燥したもの(コプラと呼ばれる)から、圧搾または溶剤抽出により原油が得られる。
さらに精製工程を経て製品化される。
パーム核油は、アブラヤシの胚乳を乾燥したもの(パームカーネルと呼ばれる)を同様に精製したもの。(※  Wikipedia より )

Wikipediaの説明だと、なんだか良く分からないものですね。
この製造法って、 精製ココナッツオイルのことを述べてて、バージン ココナッツオイル オイル ( 未精製ココナッツオイル )のことを説明していませんね。

まずは、ココナッツオイルは大きく分けて2種類あるって言うのはご存知だと思います。
精製ココナッツオイル・・・「 レギュラー 」「 オールナチュラル 」「 RBD ( 漂白脱臭精製済み ) 」と呼ばれています。
未精製ココナッツオイル・・・「エキストラ バージン」「バージン」「ヴァージン」と呼ばれています。
ちょっと纏めてあるので「ココナッツオイルの種類」を見てね。

では、改めて関心のあるバージン ココナッツオイル オイル ( 未精製ココナッツオイル )の製造法を調査したので報告します。

ココナッツオイルの製造方法
ココナッツオイルはどうやって作られてるの?

精製ココナッツオイルの製法は「化学製法」と呼ばれています。いろいろな薬品や添加物、熱などを用いて効率的にオイルを取り出しています。
未精製ココナッツオイルは「オーガニック製法」と呼ばれています。余分なものは何も加えず、オイルを取り出しています。

化学製法

ココヤシ果実の種子にあたる核果の中の胚乳を乾燥したもの(コプラ 乾燥果肉)から、圧搾または溶剤抽出により原油が得られる。
さらに精製工程を経て製品化される。

どの工程も、オイルの用途に合わせ品質が保ちつつ、効率よく処理が出来るようにしてオイルを作っています。品質と効率が高いレベルで保たれる作り方です。

品質と効率が高いレベルで保たれているため、安価で質の良いオイルが供給されています。

オーガニック製法

オーガニック製法で作られるヴァージンココナッツオイルは、薬品や熱などの加工を極力排し、効率を少し犠牲にしてでも目標の品質が保てるようにした製法です。
オーガニック製法では、なるべく生のココナッツオイルが喜ばれるため、ローフードなどを基準に品質を確保しているようです。

自然に近い状態でオイルを作るために、新鮮さの確保、手間、時間もかかる為、化学製法に比べると大量に製造することが出来ません。
しかしながら、オーガニック製法で作られたオイルには、酵素などが残っており、体に良い成分が豊富に含まれると信じられ、人気と価格が高いです。

オーガニック製法では、最も良質なココナッツオイルを製造するために、新鮮なココナッツから40度以下の低温でココナッツオイルの原料となる液体を絞り出します。

低温で圧搾することで、体に良いとされる成分をそのままの状態で残すことができるのです。
なので、酵素を取り込んで健康になりたい志向の方は、低温圧搾と記載されたヴァージンココナッツオイルを購入することをオススメします。

低温で絞られた液体からオイルを分離します。
オイルが分離されるとミルクが残ります。これが「ココナッツミルク」です。

オーガニック製法では分離法に「遠心分離方法」と「自然発酵方法」が良く使われます。
遠心分離法は遠心分離機でオイルとミルク・水分を分離します。これに対し自然発酵方法は自然に発酵を促しミルクと水分を分離します。
一般的に自然発酵方法の方が純度の高いココナッツオイルが出来ると言われています。もちろん、この間も低温で作業を行います。

尚、自然発酵方法が一番体に良い分離方法と言われるのは、遠心分離方法では、体に良いとされる成分がミルクの方に取られてしまうかららしいです。

その後、不純物を取り除く濾過という作業を経て、製品として完成します。

 

ココナッツオイルの種類

ココナッツオイルの種類

ココナッツオイルの種類 画像ココナッツオイルの種類 の分類の仕方はいろいろ有りますが、種別の切り口として良く言われているのが製造法で分けると言うものです。

製造法で分けると、精製されたココナッツオイルと未精製のココナッツオイルの2種類があります。

精製ココナッツオイル

「 レギュラー 」「 オールナチュラル 」「 RBD ( 漂白脱臭精製済み ) 」と呼ばれています。

こちらの精製オイルは、不純物を取り除いたり、香りを抑えてあったりと、使いやすい特徴が有ります。

このオイルは、ココナッツを高温精製し、脱臭工程を通して作られています。
熱を加えて漂白も行っていることから、ココナッツ独特の香りが抑えられ、色がやや薄くなっています。そのため料理にも使いやすく、美容用に使いやすいと言われています。
不純物を取り除いているため、肌にも低刺激と言われています。

未精製ココナッツオイル

「エキストラ バージン」「バージン」「ヴァージン」と呼ばれています。

こちらの未精製オイルは、 Row Food(ローフード)用途に作られているものが多いと思います。なので、新鮮さがウリです。

ココナッツも乾燥させたコプラ ( 乾燥果肉 )を使用していないとか、ココナッツに添加物を一切加えず圧搾するとか、非加熱処理によって分離させたオイルのことを未精製ココナッツオイルと呼ばれています。

化学物質などを一切含んでおらず、ラウリン酸やビタミンEが豊富で、防腐剤が不要の飽和脂肪酸オイルと言われて人気があります。

何が何でも未精製ココナッツオイル、特に「エキストラ バージン」が良いとの宣伝を良く見かけますが、本当にそうなのか、調べれば調べるほどわからなくなります。

「エキストラ バージン」がなぜそれほどまでに良いのか、おいおい調べて行きたいと思います。