ココナッツオイルのビタミンeについて、とても不思議に思っています。
なぜなら、ココナッツオイルを進めるインターネットのページには、こぞって『ビタミンeが豊富、すなわち抗酸化物質が豊富なので体内の活性酸素の活動を抑え、アンチエイジングになる』なる旨のことが書いてあります。
今までいくつかのココナッツオイルを試し、インターネットで沢山のココナッツオイルを見てきましたが、実際にビタミンeが豊富との感じを全く受けていません。
このギャップは何なのか、気になったので調べてみました。
ココナッツオイルのビタミンeについて
各商品の成分表にビタミンeが記載されているかを調べました。
とりあえずamazonで注目度の高いココナッツオイルのうち、成分表が掲載されている商品をピックアップしました。ご覧ください。
日々変わるようなので、後日見ても注目商品で上位に出てないかも。
商品ごとの成分表
Vita Coco ( ビタココ ) エクストラ バージン ココナッツ オイル 250g
ココナッツウォーターで有名な、Vita Coco社のエクストラバージンココナッツオイルです。
記載されている成分表です。
ビタミンeについて記載されていません。その他、説明文を見てもビタミンeについて特に記載は有りませんでした。
Vita Cocoエクストラバージンココナッツオイルのこだわりは、地元農家と協業し、低温圧搾法で一滴一滴搾り出したオイルを、「日本国内のGMP認定工場で充填し、最終加工している」ことです。ローフードだからこそ、徹底的に「安心」「安全」を追求します。そのこだわりこそが、Vita Cocoブランドが信頼を受けている理由のひとつです。
Kirkland Signature Organic Virgin Coconut Oil Cold Pressed Unrefined 42.3 Fl oz オーガニック 低温抽出 ココナッツオイル 1200g
低温抽出のバージンココナッツオイルです。
ここでもビタミンeの記述が見つけられません。
ビタミンA、ビタミンC共に0%となっています。
ちなみに、Wikipediaのココナッツオイルの成分表でもそれぞれ0μg、0㎎と表記されているので実際そうなのでしょう。
Brown Sugar 1st 有機エキストラヴァージンココナッツオイル 500ml
「わが子に食べさせたいか?」を 基準 に 厳選した 美味しくて 安心して 与える事のできる 食品 を 販売 している 会社 の 有機 エキストラ ヴァージン ココナッツオイル です
ヌティバ(Nutiva) オーガニックエクストラバージンココナッツオイル 425g
どの商品にもビタミンeについて成分表には記載が有りませんでした。
Wikipediaによるとココナッツオイル100g中にビタミンeは0.09mg入っているそうですが、サフラワー油は、27.1mg入っています。ゴマ油とかにも結構入っているような。。。
参考:『Wikipedia ココナッツオイル』
Wikipediaのココナッツオイルの成分表は精製ココナッツオイルなのかも?
それでビタミンeの含有量がすくない?
でも、それにしてもサフラワー油に比べるとあまりにもお粗末。。。
なぜ、そんなに少ない量しか入っていないビタミンeにまで焦点をあてて、宣伝するのでしょうか?
不思議です。
出所はここか?
なんとなくですが、出所はここかと『カロリー Slism ココナッツオイル (ヤシ油/椰子油)』
このページで、特筆すべき栄養素 ビタミンE って出てるんですよね。
このビタミンeの量で特筆すべきなんですかね?
ほんとに不思議です。
結論
商魂逞しい業者の話題作り。
他の食品で十分に取れ足りるものまで宣伝に使う強かさでしょうか。
かなり呆れてしまします。
ちなみに、ビタミンe、抗酸化の調査をしている時に、「ケトン体が抗酸化物質」という記述も見つけましたので、それについてもどうなのか調べてみたいと思います。