ココナッツオイルのビタミンeについて

ココナッツオイルのビタミンeについて、とても不思議に思っています。

なぜなら、ココナッツオイルを進めるインターネットのページには、こぞって『ビタミンeが豊富、すなわち抗酸化物質が豊富なので体内の活性酸素の活動を抑え、アンチエイジングになる』なる旨のことが書いてあります。

今までいくつかのココナッツオイルを試し、インターネットで沢山のココナッツオイルを見てきましたが、実際にビタミンeが豊富との感じを全く受けていません。

このギャップは何なのか、気になったので調べてみました。

ココナッツオイルのビタミンeについて

各商品の成分表にビタミンeが記載されているかを調べました。

とりあえずamazonで注目度の高いココナッツオイルのうち、成分表が掲載されている商品をピックアップしました。ご覧ください。
日々変わるようなので、後日見ても注目商品で上位に出てないかも。

商品ごとの成分表

オーガニックココナッツオイル成分表2_1

Vita Coco ( ビタココ ) エクストラ バージン ココナッツ オイル 250g

ココナッツウォーターで有名な、Vita Coco社のエクストラバージンココナッツオイルです。

 

オーガニックココナッツオイル成分表2_2

記載されている成分表です。
ビタミンeについて記載されていません。その他、説明文を見てもビタミンeについて特に記載は有りませんでした。

Vita Cocoエクストラバージンココナッツオイルのこだわりは、地元農家と協業し、低温圧搾法で一滴一滴搾り出したオイルを、「日本国内のGMP認定工場で充填し、最終加工している」ことです。ローフードだからこそ、徹底的に「安心」「安全」を追求します。そのこだわりこそが、Vita Cocoブランドが信頼を受けている理由のひとつです。


オーガニックココナッツオイル成分表1_1
Kirkland Signature Organic Virgin Coconut Oil Cold Pressed Unrefined 42.3 Fl oz オーガニック 低温抽出 ココナッツオイル 1200g

低温抽出のバージンココナッツオイルです。

 

オーガニックココナッツオイル成分表1_2

ここでもビタミンeの記述が見つけられません。

ビタミンA、ビタミンC共に0%となっています。

ちなみに、Wikipediaのココナッツオイルの成分表でもそれぞれ0μg、0㎎と表記されているので実際そうなのでしょう。

 

 

 


オーガニックココナッツオイル成分表4_1
Brown Sugar 1st 有機エキストラヴァージンココナッツオイル 500ml

「わが子に食べさせたいか?」を 基準 に 厳選した 美味しくて 安心して 与える事のできる 食品 を 販売 している 会社 の 有機 エキストラ ヴァージン ココナッツオイル です

オーガニックココナッツオイル成分表この商品にもビタミンeについては、記載がありません。

 

 

 

 

 

オーガニックココナッツオイル成分表3_1ヌティバ(Nutiva) オーガニックエクストラバージンココナッツオイル 425g

 

 

オーガニックココナッツオイル成分表3_2この商品にもビタミンeの記載はありません。

 

 

 

 

 

 

どの商品にもビタミンeについて成分表には記載が有りませんでした。

Wikipediaによるとココナッツオイル100g中にビタミンeは0.09mg入っているそうですが、サフラワー油は、27.1mg入っています。ゴマ油とかにも結構入っているような。。。
参考:『Wikipedia ココナッツオイル

Wikipediaのココナッツオイルの成分表は精製ココナッツオイルなのかも?
それでビタミンeの含有量がすくない?
でも、それにしてもサフラワー油に比べるとあまりにもお粗末。。。

なぜ、そんなに少ない量しか入っていないビタミンeにまで焦点をあてて、宣伝するのでしょうか?

不思議です。

出所はここか?

なんとなくですが、出所はここかと『カロリー Slism ココナッツオイル (ヤシ油/椰子油)
このページで、特筆すべき栄養素  ビタミンE って出てるんですよね。
このビタミンeの量で特筆すべきなんですかね?

ほんとに不思議です。

結論

商魂逞しい業者の話題作り。
他の食品で十分に取れ足りるものまで宣伝に使う強かさでしょうか。
かなり呆れてしまします。

ちなみに、ビタミンe、抗酸化の調査をしている時に、「ケトン体が抗酸化物質」という記述も見つけましたので、それについてもどうなのか調べてみたいと思います。

ココナッツオイルの抗菌作用について

ココナッツオイルの抗菌作用についてちょっと調べたのでその報告です。
『ココナッツオイルを摂取すると抗菌作用が有って、いろいろな菌から体を守ってくれる』みたいな趣旨の説明があります。

それはどこまで本当なのでしょうか?

ココナッツオイル抗菌作用について

カプリン酸構造図もともとココナッツオイルに含まれるカプリル酸やカプリン酸には、抗菌作用が有ると言われており、実際に実験室での試験では抗菌作用が有ると報告されています。

例えばハーブの抽出液が抗菌作用を示しており、その主成分がカプリン酸が作用していることが報告されています。

そのことから更に踏み込んで他の中鎖脂肪酸も抗菌作用をもつか実験され、その効果が有ったことも報告されています。

下に参考で載せた文献には口にできたカンジダ症の治療にも効果有と報告されています。

中鎖脂肪酸の多いココナッツオイルの保存性が高いのは、これらの抗菌作用が働いているからと想像できます。なので保存剤を添加しなくても保存が効きます。

ちなみにカンジダ菌とは、口腔や食道、腸などに住み着いている菌で誰でも持っている菌です。カンジダ菌は強力な菌でなく体調をバランス良く保っていれば、増殖すること無いと言われています。要は疲労やストレスなどで免疫力が低下するとカンジダ菌が増加することで、カンジダ症を引き起こす菌です。

ココナッツオイルを摂取すると菌から体を守ってくれる?

ココナッツオイルには抗菌性が有ると言うことは確からしいですが、それでは体に取り込んだ後も抗菌作用が有るのでしょうか?

『ココナッツオイルを摂取すると抗菌作用が有って、いろいろな菌から体を守ってくれる』と言う趣旨が書いてある多くのココナッツオイル紹介ページが事実なのでしょうか?

ココナッツオイルを論ずるときに、中鎖脂肪酸、ビタミンなど、酵素など、幾つかに分けなくてはなりません。
一つを否定しても、いやいやそこじゃなくて実はビタミンeが効果有るんだよ。
とか、実はねエキストラバージンオイルの酵素が良いんだよ。
となりますので。

中鎖脂肪酸は摂取すると菌から体を守ってくれる?

中鎖脂肪酸は、先に紹介(下の論文)したとおり、抗菌作用があります。そのなかでもカプリン酸は特に強い抗菌作用が期待されています。

この場合、口腔カンジダ症治療と有るように、直接ココナッツオイルが菌に触れる場合は効果が見込まれています。
体内に摂取した場合の効果については、どこにも触れられていません。

体内に取り込まれた中鎖脂肪酸は、小腸吸収細胞に容易に吸収され、分子が小さいことから腸管で毛細血管に吸収され、遊離脂肪酸のまま門脈に入って肝臓へ運ばれ、速やかにエネルギー源となって代謝されます。

これでは、菌から体を守りようがないですね。。。

と言うことで、中鎖脂肪酸を摂取したとこで身体全域に抗菌作用が発生することは思えません。

ビタミンは摂取すると菌から体を守ってくれる?

じゃ、ビタミンは?
ビタミンB1には抗菌作用が有るので、それかも?でも、成分表を見ても0mgです。はい。

ココナッツオイルはビタミンeが豊富と言われています。
でもね、あれれ?
Wikipediaによると、ココナッツオイル100g中にビタミンeは0.09mg入っているそうです。
ちなみにサフラワー油は、27.1mg

これでは、明らかに少ないですね、、、豊富と言っててこの程度では、説明のしようがないですね。

他のビタミンなどについても同じでしょう。

酵素は摂取すると菌から体を守ってくれる?

さて次は酵素ですが。

そもそも酵素が菌から体を守ってくれる?抗菌作用が有る?
どうやら、多様な酵素が有るようで、菌からも守ってくれる酵素も有るようです。

じゃ、酵素が体内でどうなるか?

酵素もタンパク質ですので、胃に入る前なら活動して貰えますが、胃に入っちゃえば酵素ごと消化分解されたり変質してしまうし、胃を通り抜けたとしてもその後は腸の中で活動をするのみで、抗菌作用が有る!と取り立てて騒ぐほど効果は無いようです。

そもそも、酵素の役割は菌と戦うことではなく消化や代謝の触媒になるような働きですので、抗菌作用を求めること自体に無理があるような気がしています。

その前に酵素の体内活動における有効性も甚だ疑わしいところも有りますから。
参考:『Wikipedia 酵素栄養学

結論

ココナッツオイルを摂取してもそれ程の抗菌作用は期待できない。
期待できる箇所は保存時の抗菌作用、食事前の加工時、口、食道くらいでしょうか。体内に入るとほぼ期待できないと思います。

上の論旨が違う場合、指摘とともに参考文献を教えてください。よろしくお願いします。

参考『中鎖脂肪酸カプリン酸の Candida 菌糸形発育阻止作用と 口腔カンジダ症治療効果

ココナッツオイルが脂肪を溶かす!?

ココナッツオイルが脂肪を溶かす!?
オイルイメージ
こんなことが有るって知ってましたか?事実、ココナッツオイルの効果・効能で検索するとその情報が出てくるんです。びっくりです。

ココナッツオイルが脂肪を溶かす!?

実際のところはどうなんでしょうか?
普通に考えると『有り得ない話』ですよね。

でも、一応検討してみましょう。
ここで例に出すココナッツオイルは一般的なエキストラバージンオイルです。

ココナッツオイルの主成分はオイル・油です。
オーガニックココナッツオイル成分表2_2この表はココナッツオイル100gに対して、どのような成分が含まれているかをしてしています。

まず脂質100gと有るので、全部油です。

脂質のうち、飽和脂肪酸が89.5g。
ここに記載されていませんが、不飽和脂肪酸が入っています。
飽和脂肪酸のうち、62gが中鎖脂肪酸、更に47.1gがラウリン酸です。
特に変わった成分が有るというわけではなさそうです。

では、何が脂肪を溶かすのでしょうか?
そもそも、脂肪って言ってるけど、脂肪って?

溶かされる脂肪って何?

ココナッツオイルで溶かされる脂肪って何でしょうか?

私の見たページではダイエットのことが中心に書かれているので、素直に考えれば体脂肪もしくは内臓脂肪ですよね?

体脂肪や内臓脂肪をどうやって溶かすのでしょう?
なにかとてつもないメカニズムを持っているのでしょうか?

何が脂肪を溶かすのでしょうか?

溶かすとは、砂糖や塩が水に溶けるのと原理的には同じことだと思います。

それか、ココナッツオイルの何かの成分が体脂肪や内臓脂肪に働いて、脂肪を分解する?
これに類するようなものは緑茶のカテキンのようなものが有りますが、ココナッツオイルでは聞いたことがありません。

と言うことは、やはり砂糖や塩が水に溶けるのと同じように、脂肪を溶かすということなのでしょう。

酵素が溶かす?

脂肪を分解する酵素に、リパーゼというものが有りますが、そのような酵素が含まれていることで、脂肪を溶かすと言っているのでしょうか?

それなら、まだ、わからなくもないですが、それは消化しやすくしますが、ダイエットとは関係ないですよね?多少は関係あるかも。。。

それに、酵素もタンパク質ですので、胃に入る前なら活動して貰えますが、胃に入っちゃえば酵素ごと消化分解されたり変質してしまうし、胃を通り抜けたとしてもその後は腸の中で活動をするのみで、取り立てて騒ぐほど効果は無いはずです。

酵素信者の方には効果が有るかも。。。
参考:『Wikipedia 酵素栄養学

代謝経路で考える

ココナッツオイルの特徴は何といっても中鎖脂肪酸が多いことです。

一部の酵素信者の方は酵素目当てかも知れませんが、酵素はあくまでも食べ物と同じ経路を辿るだけなので、体脂肪や内臓脂肪に達して何かをしてくれるわけではないです。

中鎖脂肪酸以外の脂質が、もし体脂肪や内臓脂肪を溶かすのであれば、オリーブオイルなどでも同じように言われるはずなので、、、いや、言われてるのかな?
調べてみます。

ざっと検索してみましたが、オリーブオイルが脂肪を溶かすという記述は簡単には見つかりませんでした。
なので、脂肪を溶かすと謳っているのはココナッツオイルだけみたいですね。

で、オリーブオイルや他のオイルはそのように謳ってないので、中鎖脂肪酸がキーのようです。
では、中鎖脂肪酸はどのように体内で代謝されるのでしょうか?

ご存じのとおり、中鎖脂肪酸は代謝の早い脂肪酸です。
炭素数が8~12の中鎖脂肪酸は、小腸吸収細胞に容易に吸収され、分子が小さいことから腸管で毛細血管に吸収され、遊離脂肪酸のまま門脈に入って肝臓へ運ばれ、速やかにエネルギー源となって代謝されます。

あれ?この過程でどこに脂肪を溶かす効果・効能が期待できるのかな?

結論

ココナッツオイルが体内で脂肪を溶かすことは無いでしょう。
宣伝も過ぎると痛いですね、、、商魂が逞しいというか。。。

「体内 オイルクレンジング」なる言葉があって、脂を油で溶かすと書いてあるのですが、そのページを見てココナッツオイルが脂肪を溶かすに繋げているようです。。。どこかで見かけた宣伝文句をさも真実のように謳うページも多く、ちょっと考えて欲しいですね。
仮に真実ならその根拠を示す参考文献などを挙げて欲しいです。
ココナッツオイルが脂肪を溶かすと語っているページの出典は下のページが多いようです。
油を飲んで体重マイナス10キロ、体内オイルクレンジング(2)

ちなみに、普通のオイルクレンジングは皮膚を洗浄することに使われてますよね。混同しないようにしましょうね。

みなさんも感覚的にわかると思いますが、「人は油を飲んでも体内のクレンジングはされません」よ。
体を壊すだけなのでやめておきましょう。

参考:『Wikipedia 酵素

ココナッツオイルの効果・効能

ココナッツオイルの効果 ・ 効能 画像最近すっかり定番商品となったココナッツオイルの効果や効能をご紹介します。健康から美容・ダイエット、アンチエイジングまで、効果を多様に持っているココナッツオイルはどのように仕組みで効果・効用を得ているのでしょうか。ココナッツオイルの効果 ・ 効能の特徴をまとめています。

また、商品紹介ページでは人気のココナッツオイルの特徴や製造方法、生産といった情報の紹介もしています。覗いてみてくださいね。

ココナッツオイルの効果 ・ 効能

昨年から多くのメディアで取り上げられ、すっかり健康志向やダイエット志向の主役に躍り出ているココナッツオイル。いろいろなところで効果・効用についても報じられています。

そんなココナッツオイルの情報をまとめてご紹介しますので、豆知識として読んでくださいね。

『一通り書き終わっての所感を述べさせていただきます。
効果 ・ 効能は私的にはあまり納得の行かないものありました。しかし、それはあくまでも個人的な意見ですので、面白おかしく読んでください。』

ココナッツオイルは健康効果が期待できます

ココナッツオイルには、様々な健康効果が期待できると報告が上がっています。「悪玉コレステロール値を下げる」、「免疫力を高める」、「便秘を改善」などなど。
これから一つ一つ確認していきましょう。

悪玉コレステロール値を下げる

ちょっと否定的な意見を。。。ココナッツオイル自体には悪玉コレステロール値を下げる機能は有りません。

もづく、昆布、ひじき、わかめのヌルヌル成分は、 「 アルギン酸 」 という 食物繊維 の一種で、 アルギン酸 は コレステロール を包み体に吸収されるのを抑える働きがあります。

ブロッコリーやキャベツが持つ天然アミノ酸(S-メチルシステインスルホキシド SMCS)は、悪玉コレステロールを分解して排出する酵素の働きを促します。

上の2つの食品に含まれるものは、明らかな効き目が有ると認められたものです。

ココナッツオイルが悪玉コレステロール値を下げる効果について、関連学会で発表され査読されたものを見つけることができませんでした。公の機関で認められていることも見つけられませんでした。

どういう仕組みで悪玉コレステロール値を下げるの?

コレステロールはコレステロールや飽和脂肪酸を多く含む食品を取るとコレステロール値が上がると考えられています。(※その他の要因ももちろんあります。)

ココナッツオイルは飽和脂肪酸ですが、中鎖脂肪酸なのでエネルギーになりやすく、体脂肪になりにくい性質を持っています。飽和脂肪酸で長鎖脂肪酸を多く含む食品の代用として取ることで、ココナッツオイルを取ることで、結果的にコレステロールのもととなる食品の摂取量を抑え、コレステロール値が下がるという理屈だと思います。

悪玉コレステロール値を下げるを下げる効果・効能は、間接的な効果・効能と思えるのですが、どうでしょうか?

でも、酵素パワーで悪玉コレステロール値を下げるのなら、有りかも。。。?

ラウリン酸が免疫力を高める

またまたここでも否定的な意見を。。。ココナッツオイルに豊富に含まれるラウリン酸ですが、ラウリン酸は体内でモノラウリンに変換されます。
そして、モノラウリンには抗菌抗ウィルス作用があることが試験管内で確認されています。
そのため感染症の予防や治療に役立つ可能性があるが、臨床における有用性はまだ確認されていません。

母乳にラウリン酸はどの程度含まれているかというと、母乳100g中にわずか0.256gです。大げさに騒ぐほどでもないですね。

母乳における免疫力を担うものは、「IgA抗体」、「リゾチーム」、「ラクトフェリン」、「白血球」です。ラウリン酸、モノラウリンが全く関与してないとは言えませんが、主役でないことは確かです。

ラウリン酸が免疫力を高める効果・効能は、試験管内だけの話ですね。

でも、酵素パワーでラウリン酸が免疫力を高めるのなら、有りかも。。。?

適度なオイルで便秘を改善

便秘の解消法に脂肪を取ることは、脂肪は腸管を滑らかにする働きがあることから、便の通りがよくなります。ここで言う脂肪は動物性脂肪と考えられます。
あと、中鎖脂肪酸以外の脂肪が小腸まで届いて。。。効く?それなら他のオイルの方が効き目が良さそうですね。。。

ココナッツオイルは動物性脂肪ではないので、効果 ・ 効能が有るか無いか、調べても根拠のある文献は出てきませんでした。

ただ、ココナッツオイルの中鎖脂肪酸は一度に摂取し過ぎると下痢の症状も起こすそうですから、軽い下痢症状なら改善と言えるのかな?

ちなみに、脂肪の摂取で便秘の改善が期待できるのは、ダイエットなどで過剰な摂食制限をしている場合にいえることで、脂身などの多い肉類を日常的かつ過剰に取っている場合などは当てはまらない。あくまでも普段サラダと少量の炭水化物のみなどといった、偏った食生活をしている場合であるということでした。

後、検索するとこんな文言が「便秘に効くといわれているのは、ココナッツオイルが小腸にある細かいヒダ(腸絨毛)に吸収され腸内の汚れを掃除してくれるからです」
誰が調べたん?って感じです。

全く出典がわかりませんでした。
これは願望なんですかね?

ここまでで3つ見てきましたが、かなりがっかりです。。。知れば知るほど胡散臭くなってきました。

ちなみに、便秘解消なら圧倒的に食物繊維に軍配が上がります。比べようがない程度に。。。ココナッツオイル、がんばれ!

でも、適度なオイルの酵素パワーで便秘を改善なら、有りかも。。。?

糖尿病を予防

やっと、やっと、効果 ・ 効能が書ける項目にたどり着きました!!
良かった。。。ほんとうに、良かった。

ココナッツオイルには中鎖脂肪酸がたくさん含まれていることはご存じのとおりです。
中鎖脂肪酸は、エネルギーとして分解されやすい脂肪酸なので、体には脂肪が付きにくいのが特徴です。

他のオイルからココナッツオイルに切り替えることで、効果 ・ 効能 が出ます。

さてと、実際は他のオイルの代用と言ってもたかが知れてます。
ココナッツオイルは炭水化物(糖質)の代用にすることで真価が発揮できると考えています。

中鎖脂肪酸はケトン体を作るのにとても良い材料です。
そして、ブドウ糖の補給が少ない状況で、ケトン体を作る材料として利用されます。
炭水化物(糖質)の摂取を制限した状態で、ココナッツオイルを取ると、ケトン体が作られ、ケトン体がエネルギーの主軸として回ることで体も維持されます。

中鎖脂肪酸は、ブドウ糖の補給が有ってもケトン体を作るとの資料も有ったため、どの程度の炭水化物(糖質)の摂取が妥当かははっきりわかりません。

また、ケトン体は脳のエネルギーにもなるため、かなりの炭水化物(糖質)制限をしても生活することができます。

炭水化物(糖質)の摂取を制限をすれば、もちろん血糖値は上がりません。
必然的に、膵臓を休めインスリンの分泌も抑えられ、糖尿病を予防の効果・効能が認められます。

更に、更にです。
ダイエット効果で脂肪細胞量が減少すると、アディポネクチン濃度を増加するらしいです。

アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌される分泌蛋白である。 血中濃度は一般的なホルモンに比べて桁違いに多く、μg/mlオーダーに達する。 作用としては、インスリン受容体を介さない糖取り込み促進作用、脂肪酸の燃焼、細胞内の脂肪酸を減少してインスリン受容体の感受性を上げる作用、肝臓のAMPキナーゼを活性化させることによるインスリン感受性の亢進、動脈硬化抑制、抗炎症、心筋肥大抑制など、多彩である(※Wikipediaより

要は痩せたら痩せただけ、糖尿病になりにくい体になるってことです。

ココナッツオイルは、炭水化物(糖質)制限と組み合わせると、糖尿病の防止や進行を抑える効果・効能が有ると言えます。

運動能力を高める

良く書かれている効果・効能ですので、書いてみましたが。。。

疲労を和らげ、疲れにくくなるそうです。

そのメカニズムは、「中鎖脂肪酸には、血液中の乳酸の濃度を下げる事によって
運動による疲労をやわらげ、持久的な運動能力を高める効果が期待されています。」
だそうです。

中鎖脂肪酸には、血液中の乳酸の濃度を下げる事実が有るか、追跡調査しました。

これはグルコースを使った運動ではなく、ケトン体を使った運動に体が変わるために、乳酸の出方が少なくなったという推論を元にした。。。効果が期待できる。でした。

逆に瞬発力を必要とする運動には向いてないことを示唆していると思うのですが、、、

あてになりませんね。。。1勝4敗

でも、酵素パワーで運動能力を高めるのなら、有りかも。。。?

甲状腺機能を回復して冷え性を改善

これも良く分からないですね。出典が見当たらないので、誰かがどこかで尤もらしく言った事が広く宣伝に使われたケースではないでしょうか?

もはや効果・効能の話でなく、「身長伸ばしたいなら牛乳が良いよ!」レベルの話ですね。信ずるもは救われる。

中鎖脂肪酸はエネルギーとして消費され易いので、その分熱量が出ます。そのため体温が高くなるというのなら納得がいくかも。。。

私的には1勝5敗です。

でも、酵素パワーで甲状腺機能を回復して冷え性を改善なら、有りかも。。。?

一部のがんを予防

これは医療機関もまじめに取り組んでいる治療の一つですので、効果・効能が有ると信じたいです。

「ケトン がん」をキーワードにすれば、いくらでも出てきます。

ここで一つ、がんに既に罹って居る人が自己判断で行うようなものでは有りませんので絶対に医師と相談して行ってください。
また、全てのがんに効くか効かないかも研究途中です。逆に悪化するパターンが無いとも言い切れないかもしれませんので、自己判断は厳禁です。

私的には2勝5敗

心臓血管疾患を予防

これは、「おでぶちゃんがココナッツオイルでダイエットが成功したら、心臓血管疾患を予防したことにもなりますよね?」みたいな発想の効果・効能です。

もともとスリムで心臓血管疾患のリスクの少ない人には当てはまりませんし、遺伝的に心臓血管疾患の高い人のリスクを下げるわけでもないです。

一部の人には確かに効果・効能が有るかも?しれません。

尚、あまりにも間接的過ぎてちゃんと調べきれていないことを告白します。もし、直接的な関与があるよ〜と言う場合、お手数ですがコメントで教えてください。
よろしくお願いします。

でも、酵素パワーで心臓血管疾患を予防なら、有りかも。。。?

私的には2勝6敗です。

ココナッツオイルには美容効果が期待できます

さてさて、注目の美容効果です。

皆さんも期待大ですよね!!

期待を込めて、一つ一つ見ていきましょう!

脂肪を燃焼させる

ちょっと脱線します・・・「ココナッツオイル 脂肪を溶かす」のが有りました。
怖いですね。。。実に怖い。
と、思ったら「釣り」でした!
やられました。

再調査開始します。

『その上「中鎖脂肪酸」は燃焼に伴い、長鎖脂肪酸の燃焼を助け体脂肪の減少を促してくれる作用まであるのです。』。。。この文言がたくさん出てきます。
中鎖脂肪酸は燃焼するの??まじで??

『中鎖脂肪酸というは脂肪をすぐに燃焼させエネルギーに変えて、脂肪のつきにくい体を作ってくれる』。。。脂肪をすぐに燃焼させ。。。おーい、どこからの出典ですか?

あっ、油を溶かす。。。わかりました!
たぶん、ここ「油を飲んで体重マイナス10キロ、体内オイルクレンジング(2)」ではないかと。細胞壁を無視したGoodなジョークです!

本題に戻ります。

中鎖脂肪酸の代謝経路ですが、中鎖脂肪酸は 80-100%の割合で肝臓に取り込まれ、大部分が肝細胞内で酸化されることが分かっています。
このとき肝臓で酸化された中鎖脂肪酸からは、大量のアセチルCoAが産生されます。
肝細胞内で酸化しきれないアセチルCoAは、ケトン体として血中に運ばれます。
さらに血中に運ばれたケトン体は、肝臓以外の組織でエネルギー源として利用されます。

この代謝系の中のどこで脂肪(中性脂肪)を燃やすのやら?
体を動かすから結果的に燃やすってこと?

全くわかりません。が、結果的にダイエットを合わせて行えば、燃やすことになるとも思うので、私的には引き分けにします。

でも、酵素パワーで脂肪を燃焼させるのなら、有りかも。。。?

よって、2勝6敗1引分です。

シワ・肌荒れを予防

ビタミンeが豊富なので、シワ・肌荒れを予防する効果・効能が有るそうです。

ちなみに、ビタミンeの効能は、強い抗酸化作用があり、活性酸素の害からからだを守り、がん、心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病を予防する事が期待されています。
末梢血管を広げ血行を良くする働きがあり、血行障害からくる肩こり、頭痛、冷え性等の症状を改善する。

また、植物油に豊富に含まれているため通常の食生活で欠乏する事はない。と、Wikipediaには記載されています。

まぁ、塗れば効果あるかもね〜

でも、酵素パワーでシワ・肌荒れを予防なら、有りかも。。。?

私的には、2勝7敗1引分です。

ココナッツオイルにはアンチエイジング効果が期待できます

抗酸化作用で老化防止

ごめんなさい。もう調べる元気が、、、、ないです。

ビタミンeが入ってるから、抗酸化物質入ってます。。。はい。
ちなみに、ポリフェノールとかも抗酸化物質として有名ですよね。

Wikipediaによると、ココナッツオイル100g中にビタミンeは0.09mg入っているそうです。
ちなみにサフラワー油は、27.1mg

えらい違うので、「USDA」United States Department of Agricultureの成分表まで見に行きましたが間違っていませんでした。
まぁ、いいか。

そうそう、抗酸化酵素が倍になるとか、書いてあるWebサイト(ブログサイト)も有りましたよ。気になるようならググって調べてください。
私は疲れました。

でも、酵素パワーが働いて抗酸化作用で老化防止なら、有りかも。。。?

私的には、2勝8敗1引分です。

認知症・アルツハイマー病を予防・改善

これは、文句なしですと言いたいところですが。
効果 ・ 効能 が有るだろう!?(医師の一部に効果を疑う人が居るので、、、)です。

なので、認知症の原因が主に脳がグルコースをエネルギー源にできずに衰えていく人なら効果が有るだろう。。。という程度です。

しかし、原因云々と考える前に「やって損はない」と思います。

そういう方には、ココナッツオイルと炭水化物(糖質)の取り方次第ですが、効果 ・ 効能 有りです!!

何度も書きます。
効果が見込まれる人は、脳がグルコースをエネルギー源にできずに、衰えて行くのに対し、ケトン体をエネルギー源にしてその進行を抑える、もしくは、押し返すことが期待できる人のみで、全ての認知症の人に有効ではありません。

そういう点で過信は注意です。
私的には、3勝8敗1引分です。

長々とお読みいただき、誠にありがとうございました。

3勝8敗1引分は、改めて、あくまでも私的な意見です。
また、勉強不足で情報が欠落していたため、効果 ・ 効能 を見いだせなかった可能性も有りますので、鵜呑みにせずに追加調査をして真贋を確かめてください。

ただ、3勝の中身は素晴らしい効果 ・ 効能ですので、この点だけをもってしてもココナッツオイルの素晴らしさが揺らぐものではありません。このことも改めて明記しておきます。

私もココナッツオイルの愛用者です。これからも食べて飲んで、ココナッツオイルを楽しみたいと考えています。

以上、また何かを見つけたら追記していきます。
次回をお楽しみに。。。

 

 

ココナッツオイルの製造方法

ココナッツオイルの製造方法

ココナッツオイルの製造方法 画像ココヤシ果実の種子にあたる核果の中の胚乳を乾燥したもの(コプラと呼ばれる)から、圧搾または溶剤抽出により原油が得られる。
さらに精製工程を経て製品化される。
パーム核油は、アブラヤシの胚乳を乾燥したもの(パームカーネルと呼ばれる)を同様に精製したもの。(※  Wikipedia より )

Wikipediaの説明だと、なんだか良く分からないものですね。
この製造法って、 精製ココナッツオイルのことを述べてて、バージン ココナッツオイル オイル ( 未精製ココナッツオイル )のことを説明していませんね。

まずは、ココナッツオイルは大きく分けて2種類あるって言うのはご存知だと思います。
精製ココナッツオイル・・・「 レギュラー 」「 オールナチュラル 」「 RBD ( 漂白脱臭精製済み ) 」と呼ばれています。
未精製ココナッツオイル・・・「エキストラ バージン」「バージン」「ヴァージン」と呼ばれています。
ちょっと纏めてあるので「ココナッツオイルの種類」を見てね。

では、改めて関心のあるバージン ココナッツオイル オイル ( 未精製ココナッツオイル )の製造法を調査したので報告します。

ココナッツオイルの製造方法
ココナッツオイルはどうやって作られてるの?

精製ココナッツオイルの製法は「化学製法」と呼ばれています。いろいろな薬品や添加物、熱などを用いて効率的にオイルを取り出しています。
未精製ココナッツオイルは「オーガニック製法」と呼ばれています。余分なものは何も加えず、オイルを取り出しています。

化学製法

ココヤシ果実の種子にあたる核果の中の胚乳を乾燥したもの(コプラ 乾燥果肉)から、圧搾または溶剤抽出により原油が得られる。
さらに精製工程を経て製品化される。

どの工程も、オイルの用途に合わせ品質が保ちつつ、効率よく処理が出来るようにしてオイルを作っています。品質と効率が高いレベルで保たれる作り方です。

品質と効率が高いレベルで保たれているため、安価で質の良いオイルが供給されています。

オーガニック製法

オーガニック製法で作られるヴァージンココナッツオイルは、薬品や熱などの加工を極力排し、効率を少し犠牲にしてでも目標の品質が保てるようにした製法です。
オーガニック製法では、なるべく生のココナッツオイルが喜ばれるため、ローフードなどを基準に品質を確保しているようです。

自然に近い状態でオイルを作るために、新鮮さの確保、手間、時間もかかる為、化学製法に比べると大量に製造することが出来ません。
しかしながら、オーガニック製法で作られたオイルには、酵素などが残っており、体に良い成分が豊富に含まれると信じられ、人気と価格が高いです。

オーガニック製法では、最も良質なココナッツオイルを製造するために、新鮮なココナッツから40度以下の低温でココナッツオイルの原料となる液体を絞り出します。

低温で圧搾することで、体に良いとされる成分をそのままの状態で残すことができるのです。
なので、酵素を取り込んで健康になりたい志向の方は、低温圧搾と記載されたヴァージンココナッツオイルを購入することをオススメします。

低温で絞られた液体からオイルを分離します。
オイルが分離されるとミルクが残ります。これが「ココナッツミルク」です。

オーガニック製法では分離法に「遠心分離方法」と「自然発酵方法」が良く使われます。
遠心分離法は遠心分離機でオイルとミルク・水分を分離します。これに対し自然発酵方法は自然に発酵を促しミルクと水分を分離します。
一般的に自然発酵方法の方が純度の高いココナッツオイルが出来ると言われています。もちろん、この間も低温で作業を行います。

尚、自然発酵方法が一番体に良い分離方法と言われるのは、遠心分離方法では、体に良いとされる成分がミルクの方に取られてしまうかららしいです。

その後、不純物を取り除く濾過という作業を経て、製品として完成します。