S-メチルシステインスルホキシド

S-メチルシステインスルホキシド とは

S-メチルシステインスルホキシド ( 以降SMCS ) はキャベツやブロッコリーに多く含まれる成分です。
胃の粘膜を守り、炎症や潰瘍を和らげ痛みを取り去ります。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の改善にすぐれた効果があります。

と、ここまでは従来の説明でした。
これまでもすごい役立ってくれてたのですが、ここからが本題です。

SMCSとコレステロール

サンスターと言う会社が、SMCSがコレステロールを胆汁酸に変える酵素を活性化することを発見したそうです。

コレステロールは肝臓で、酵素によって胆汁酸に変化し排出されます。
SMCSは、その酵素の働きを活性化させる働きがあり、肝臓における胆汁酸の合成を促進。それによって胆汁酸に変化し排出されるコレステロールの量を増やし、体内のコレステロールを少なくします。

S-メチルシステインスルホキシド の働きを図式化した画像

詳しい説明は、折角なので 「 サンスターのWebサイト 」 を見てくださいね。

尚、SMCSを使用した商品が「 特定保健用食品 」として認定されてますので、眉唾の 効果 ・ 効能 ではないと考えられます。

ココナッツオイルの製造方法

ココナッツオイルの製造方法

ココナッツオイルの製造方法 画像ココヤシ果実の種子にあたる核果の中の胚乳を乾燥したもの(コプラと呼ばれる)から、圧搾または溶剤抽出により原油が得られる。
さらに精製工程を経て製品化される。
パーム核油は、アブラヤシの胚乳を乾燥したもの(パームカーネルと呼ばれる)を同様に精製したもの。(※  Wikipedia より )

Wikipediaの説明だと、なんだか良く分からないものですね。
この製造法って、 精製ココナッツオイルのことを述べてて、バージン ココナッツオイル オイル ( 未精製ココナッツオイル )のことを説明していませんね。

まずは、ココナッツオイルは大きく分けて2種類あるって言うのはご存知だと思います。
精製ココナッツオイル・・・「 レギュラー 」「 オールナチュラル 」「 RBD ( 漂白脱臭精製済み ) 」と呼ばれています。
未精製ココナッツオイル・・・「エキストラ バージン」「バージン」「ヴァージン」と呼ばれています。
ちょっと纏めてあるので「ココナッツオイルの種類」を見てね。

では、改めて関心のあるバージン ココナッツオイル オイル ( 未精製ココナッツオイル )の製造法を調査したので報告します。

ココナッツオイルの製造方法
ココナッツオイルはどうやって作られてるの?

精製ココナッツオイルの製法は「化学製法」と呼ばれています。いろいろな薬品や添加物、熱などを用いて効率的にオイルを取り出しています。
未精製ココナッツオイルは「オーガニック製法」と呼ばれています。余分なものは何も加えず、オイルを取り出しています。

化学製法

ココヤシ果実の種子にあたる核果の中の胚乳を乾燥したもの(コプラ 乾燥果肉)から、圧搾または溶剤抽出により原油が得られる。
さらに精製工程を経て製品化される。

どの工程も、オイルの用途に合わせ品質が保ちつつ、効率よく処理が出来るようにしてオイルを作っています。品質と効率が高いレベルで保たれる作り方です。

品質と効率が高いレベルで保たれているため、安価で質の良いオイルが供給されています。

オーガニック製法

オーガニック製法で作られるヴァージンココナッツオイルは、薬品や熱などの加工を極力排し、効率を少し犠牲にしてでも目標の品質が保てるようにした製法です。
オーガニック製法では、なるべく生のココナッツオイルが喜ばれるため、ローフードなどを基準に品質を確保しているようです。

自然に近い状態でオイルを作るために、新鮮さの確保、手間、時間もかかる為、化学製法に比べると大量に製造することが出来ません。
しかしながら、オーガニック製法で作られたオイルには、酵素などが残っており、体に良い成分が豊富に含まれると信じられ、人気と価格が高いです。

オーガニック製法では、最も良質なココナッツオイルを製造するために、新鮮なココナッツから40度以下の低温でココナッツオイルの原料となる液体を絞り出します。

低温で圧搾することで、体に良いとされる成分をそのままの状態で残すことができるのです。
なので、酵素を取り込んで健康になりたい志向の方は、低温圧搾と記載されたヴァージンココナッツオイルを購入することをオススメします。

低温で絞られた液体からオイルを分離します。
オイルが分離されるとミルクが残ります。これが「ココナッツミルク」です。

オーガニック製法では分離法に「遠心分離方法」と「自然発酵方法」が良く使われます。
遠心分離法は遠心分離機でオイルとミルク・水分を分離します。これに対し自然発酵方法は自然に発酵を促しミルクと水分を分離します。
一般的に自然発酵方法の方が純度の高いココナッツオイルが出来ると言われています。もちろん、この間も低温で作業を行います。

尚、自然発酵方法が一番体に良い分離方法と言われるのは、遠心分離方法では、体に良いとされる成分がミルクの方に取られてしまうかららしいです。

その後、不純物を取り除く濾過という作業を経て、製品として完成します。

 

ココナッツオイルの種類

ココナッツオイルの種類

ココナッツオイルの種類 画像ココナッツオイルの種類 の分類の仕方はいろいろ有りますが、種別の切り口として良く言われているのが製造法で分けると言うものです。

製造法で分けると、精製されたココナッツオイルと未精製のココナッツオイルの2種類があります。

精製ココナッツオイル

「 レギュラー 」「 オールナチュラル 」「 RBD ( 漂白脱臭精製済み ) 」と呼ばれています。

こちらの精製オイルは、不純物を取り除いたり、香りを抑えてあったりと、使いやすい特徴が有ります。

このオイルは、ココナッツを高温精製し、脱臭工程を通して作られています。
熱を加えて漂白も行っていることから、ココナッツ独特の香りが抑えられ、色がやや薄くなっています。そのため料理にも使いやすく、美容用に使いやすいと言われています。
不純物を取り除いているため、肌にも低刺激と言われています。

未精製ココナッツオイル

「エキストラ バージン」「バージン」「ヴァージン」と呼ばれています。

こちらの未精製オイルは、 Row Food(ローフード)用途に作られているものが多いと思います。なので、新鮮さがウリです。

ココナッツも乾燥させたコプラ ( 乾燥果肉 )を使用していないとか、ココナッツに添加物を一切加えず圧搾するとか、非加熱処理によって分離させたオイルのことを未精製ココナッツオイルと呼ばれています。

化学物質などを一切含んでおらず、ラウリン酸やビタミンEが豊富で、防腐剤が不要の飽和脂肪酸オイルと言われて人気があります。

何が何でも未精製ココナッツオイル、特に「エキストラ バージン」が良いとの宣伝を良く見かけますが、本当にそうなのか、調べれば調べるほどわからなくなります。

「エキストラ バージン」がなぜそれほどまでに良いのか、おいおい調べて行きたいと思います。

ローフードとは

ローフードとは

ローフードとは 画像ローフードとは  、Raw Foodと英語で書き、文字通り加工されていない生の食材を用いた食品、あるいは食材を極力生で摂取する食生活(ローフーディズム)のことである。
リビングフード ( living food )とも呼ばれる。

生で食べることにより、植物の酵素や栄養素を効果的に摂れて、健康や美容・ダイエットにも効果が出ることを期待する人々の間で親しまれています。
アメリカのセレブの間でも流行り全世界に広がっているそうです。

ローフードの考え方

ローフードを実践する人々は、ナチュラルハイジーン(Natural Hygiene)の哲学をバックボーンとしています。ナチュラルハイジーンとは、アメリカの医師たちによって生まれた健康理論です。わかりやすく訳すと「自然健康法」といった感じになるそうです。

そのナチュラルハイジーンの必要な要件の中に、「体の生理機能構造上ふさわしい食事」と言うものが有るそうです。
さらにその中に「精製加工食品は食べるべきではない」と言う思想も有るそうです。

なぜ、精製された食品はダメなのか?
それは、食品内の酵素が排除または減っているかららしいです。食品は食品の酵素によって消化を促され、人の消化酵素を助け、代謝酵素を活性化する。。。と、考えているようです。ここら辺りが。。。かなり飛んでる理論ですよね。。。

酵素の真贋は?

この辺りは、虚実入り乱れていますので、はっきり言って良く分かりません。
下に酵素に関して参考にしたURLを貼っておきましたので、参考にしてください。

ちなみに、酵素が体に良いということはまだ証明されていないようです。

ローフードを宣伝する彼らの理論が正しいとするのなら、未精製ココナッツオイルの方が、よりふさわしい食品と言えるのでしょう。

酵素を体に取り込むとことが本当に良いかどうかは、個人で判断してください。

参考URL:「 日本リビングビューティー協会 」、「 酵素LABORATORY 」
参考URL:「 日本経済新聞記事 ホントが知りたい食の安全 」、「美容と健康のウソ?本当! 」

アルギン酸とは

アルギン酸とは 構造画像アルギン酸とは

アルギン酸とは、褐藻などに含まれる多糖類で、食物繊維の一種です。
不溶性食物繊維のアルギン酸カルシウムと水溶性食物繊維のアルギン酸カリウムなどがあります。

いずれもわかめや昆布などの海藻類に多く含まれています。わかめなどのヌルヌルは、水溶性のアルギン酸カリウムです。

アルギン酸カリウム

水溶性のアルギン酸カリウムは胃の中に入ると、アルギン酸とカリウムに分解されます。切り離されたカリウムは吸収され利用されます。

その後、小腸に達したアルギン酸は今度はナトリウムと結合し、アルギン酸ナトリウムとなり体外に排出されます。

つまり、アルギン酸カリウムを摂取すると、高血圧の原因となるナトリウムの排出作用と、血圧を下げる働きのあるカリウムを摂取できるという一石二鳥の効果があると言われています。

また、アルギン酸ナトリウムのヌルヌルネバネバの効果でコレステロールを包み込み、体外に排出する作用もあります。これは悪玉のLDLコレステロールのみに働くので、効果が大きいと言われています。

アルギン酸カルシウム

アルギン酸カルシウムは胆汁酸を吸収して、排泄する作用があります。これにより、胆汁酸の原料であるコレステロールの過剰を防ぎます。

また、アルギン酸カリウムと同様、ナトリウムの排出作用もあると言われています。

アルギン酸は、厚生労働省許可の「特定保健用食品」に指定されています。
アルギン酸の安全性は FAO ・ WHO で評価され、最も安全な物質のひとつに数えられています。

参考:「Wikipedia