活動量計 と ウォーキング

活動量計 と ウォーキング

最近身近になってきた「活動量計」について、調べてみたので紹介します。 また、活動量計 を ウォーキング に活用してダイエットに生かす方法も合わせて紹介しています。

活動量計とは

活動量計 とは、各種センサーによって運動量を計測できる機器のことです。
主なセンサーは下の2つがあります。
加速度センサー  
脈拍(心拍)センサー

活動量計の活動計測にはいろいろな計測や方法があります。
毎日何歩歩いたかを知ることができます。
消費カロリーの計算も加速度センサーを利用して運動の強さを測り、心拍センサーから運動の強度を測り、いろいろな消費カロリー計算理論に基づき消費カロリーを計測します。
運動だけでなく活動量計は、日常の「ちょこまかした動作や作業」の消費カロリーをも計ることができます。

また、睡眠時間や睡眠の質を管理できます。
加速度センサーデータと心拍センサーを組み合わせ測ることやスマホやPCを利用することで、更に健康に役立つ高度な計算や処理を行ったり、健康状態を管理したり、いろいろ出来るようになってきています。

ちなみに良く使われている万歩計もカロリー消費の計算ができるものがあります。
万歩計が歩数を計測し、データとして活用します。
そしてやはり毎日何歩歩いたかを管理することができます。
しかし万歩計の消費カロリーの計算は、一歩が何カロリーになるかに当てはめ、掛け算で消費カロリーを算出します。
平らな道も山道も同じ歩数なら同じ消費カロリーになります。

活動量計は、万歩計よりも精度の高い消費カロリーを算出できるだけでなく、活動量計は万歩計よりもかなり高度な健康管理機能を持っています。

 

活動量計の主な機能

活動量計はかなり身近な機器になっています。
価格も5,000円以下のものも多く出回り、試してみるのに手ごろな価格に成ってきています。
そんな5,000円以下の活動量計の主な機能ですが、以下のようなものが多いです。

・ 歩数
・ 距離
・ 脈拍数(心拍数)

高機能な活動量計には下の機能を組み込む動きがみられます。
・ 血圧
・ 酸素

これらの数値をリアルタイムに測りデータ化し蓄積することで、以下の管理も行えます。
・ 消費カロリー計算
・ 座りがちの自動注意
・ 睡眠モニター
価格の高価なものは、更に細かく自動でシーンに合わせて計測・管理してくれるようになります。

 

活動量計はスマホとセット

活動量計は単体で表示も行うことができますが、日々の管理となると単体ではできないのが現状です。
多くはBluetoothでスマホやPCに接続してスマホやPC上のアプリにデータを送信してデータ管理をことが多いようです。

スマホを使いこなせる世代であれば問題ないのですが、シニアには少し敷居が高いかもしれませんね。

いろいろな情報を取得し、これからスマホ上のアプリについても紹介していきたいと思います。
アマゾンで売られている活動量計が採用しているアプリを挙げておきます。
・ HBand
・ HPlus Watch
・ smart wristband 2
・ 8sport などなど。

アップルやFitBitなどの有名メーカーは独自のアプリを展開しています。

アプリは準拠していれば汎用アプリも使えることも有るようですが、相性や仕様もあるようなでの基本的に決められたアプリが無難です。

 

活動量計 選びのコツ

今の活動量計の要は脈拍(心拍)数を計測できることです。
脈拍(心拍)数を計測することで、データをいろいろ活用できます。
なので、常時脈拍を測定できるか、運動時のみなど限られた時間内の測定を前提としているかを確認しましょう。

睡眠モニタリングをしたい場合は、24時間測定が可能なものでないと困ります。
睡眠モニタリングをしたい場合は、スリープモードに自動で切り替えが行えるものが便利で良いでしょう。 自動切り替えが無いとつい忘れて・・・が多くなります。
また、レム睡眠やノンレム睡眠、深い睡眠、浅い睡眠などを検知し、睡眠の質が一目瞭然の活動量計も有ります。
私はFitBitを使っていますが毎日睡眠モニターを確認しています。

血圧も測れる活動量計も出てきています。
ただ正確に測れるか疑問が残っています。
血圧は人によって精度が下がることもあるそうです。

脈拍(心拍)数も精度が落ちる商品も多いそうです。。。これは光電式容積脈波 (フォトプレチスモグラフィ・PPT) 記録法を使って計測しますが、安物は精度がぶれるってことが言われています。

また、活動量計にメモリが無く、スマホとリアルタイムで繋げておかないとデータが取り出せなくなるものも有るようです。
その他、充電がやり易いとか、電池の持ち具合とか、製品によっていろいろあるので、良く調べて妥協できるものを買いましょう。

運動時自動で運動モードに切り替わるものもあります。
また、スマホと連動してウォーキングやジョギング、ハイキングなどのコースがわかるり、ラップタイムなどが計測できるものあります。
活動量計にGPSが付いている製品でも出てきているようです。

 

プールで使える商品も有ります。
ただし、多くの商品はプールで使えてもお風呂では水蒸気が活動量計に入り込むため、使えないと思いますので、シャワーの時は外すようにしましょう。

 

5,000円以下のものは、日本語の説明書がないものもあります。
その他。。。数日や数週間で使えなくなったとの話もよく聞きます。
安いものは安いなりのことがありますが、レビューなどでよく確認し、納得して買いましょう。

いろいろ書きましたが、Apple Watch のように高価なものであれば、FitBitのようにそれなりの期待もできるものもありますので、価格と照らし合わせて購入しましょう。
安物は当たりはずれを覚悟して購入することをお勧めします。

 

活動量計 と ウォーキング

活動量計を利用すれば、スマホと連動させ正確な歩行距離、時間、ペース、心拍数、カロリーがわかります。
ウォーキングの効果的な速度は人によって、また目的によって異なりますので、せっかくウォーキングするのであれば、より効果的なウォーキングを心掛けましょう。

私の使用しているFitBitでは次のように説明されています。

Fitbit では一般的な数式(220 – 年齢)を用いて最大心拍数を推計しています。
心拍数のゾーンは、推定最大心拍数をもとに計算されます。
心拍数ゾーンは、数種類のトレーニング強度を目標にしてトレーニングを最適化するのに役立ちます。

FitBitでは次のように3つのゾーンが表示されます。(カスタマイズ可能です)

ピークゾーン

ピークゾーン(最大心拍数の 85% 以上)は、激しい運動レベルの範囲を示します。
パフォーマンスとスピードを向上させる目的で行う短時間のハードなセッションとなります。

 

有酸素ゾーン

有酸素ゾーン(最大心拍数の 70 ~ 84% 以上)は、中程度から激しいレベルの運動レベルの範囲を示します。
このゾーンでは、苦しくない程度に負荷をかけます。
多くのユーザーにとって、このレベルで運動することが目標となります。

 

脂肪燃焼ゾーン

脂肪燃焼ゾーン(最大心拍数の 50 ~ 69%)は、軽め~中程度の運動レベルで、エクササイズの初心者に最適です。
合計消費カロリーは低いものの、脂肪から消費されるカロリーの割合が高めになるために脂肪燃焼ゾーンと呼ばれています。

 

ゾーン圏外

ゾーン圏外(最大心拍数の 50% 以下)は、心拍数は上昇していても運動のレベルに達していない状態を表します。

 

ウォーキング最中でも常に心拍数を意識することで、より効果の高い運動を行うことができます。
逆に脂肪を燃焼させたい時に高負荷を掛けても運動の継続が難しく結果として期待した効果が出ないことになります。

ウォーキングで体力を付けたいのなら、有酸素ゾーンの高めの心拍数の維持を目指します。
また、インターバルトレーニングのように高負荷・中負荷(低負荷)の繰り返しも有効です。

ウォーキングで体力維持を行いたいのなら、有酸素ゾーンの中から低めの心拍数の維持を目指します。
まとまった時間が効果的なので延べで1時間は歩きたいですね。

ウォーキングで脂肪燃焼を行いたいのなら、脂肪燃焼ゾーンが効果的です。
脂肪燃焼の場合は、出来るだけ長い時間を歩きましょう。

但しどの運動でも無理は禁物です。
自分の体力や経験を踏まえ、最初は負荷の軽い運動から始めましょう。
また、持病のある方は必ず医師の指導の下ウォーキングを行いましょう。

以上、「活動量計 と ウォーキング」でした。